リハビリメニュー

うつ病の発症から数年経った中の人がリハビリしながらやるものです

某府知事のうがい薬について

こんなタイムリーな話題を書くのは初めてなんですけど書いてみようと思います。

私の想像や考察ではなく、事実のみを書いて行けたらなと思います。

 

昨日ですかね、リアルタイムでこの会見を見ていました。

マスメディアというよりワイドショー系特有の報道というより誇張表現だろうな。と思いながら正しい情報なら知っておくべきだと思い家事をしながら見ました。

結論としては驚きの連発です。

 

ワイドショー系の誇張表現ではなく、その表現をなぞるように府知事が発言したからです。

知事曰く「新型コロナウイルスに対してうがい薬の効果が確認された。」というものだった。

ワイドショー系の重大発表がこんなにも正しく重大発表のことが今まであっただろうか…

 

しかし、聞いていくと正しい表現は「ポピドンヨード系うがい薬が感染者の重症化に対して有意な効果を示した。というものだった。」

という事は、我々が現在行っている手洗いうがいやマスクとは別のアプローチのものであり、例えるならば感冒に対して解熱剤を用いるようなものであり抗生物質を用いるようなものではないという事だ。

 

 

しかも、変異したウイルスに対しても効果があるという話題も出した。これはかなり危険な話であり、医師がこの話をするのはタブーのようなものだ。

ウイルスというのは変異速度に違いはあれど変異する力を持っており、構造の単純さから細菌とは全く違う速度で変異する。

殆どポピドンヨード系の薬剤に触れていないウイルスに対して変異型ウイルスにもこの薬剤は効く!と効果を謳うのは普通の医師では考えられない。臨床研究医だから許されるのだろうか…

府知事はシンガポール国立大学が試験管内試験で効果を示していたとお話していて、その臨床研究を今回行って効果が出たという事だろうか。

 

 

今回の報道をまとめるならば、大きなミスリード

多大な影響を与える可能性のある題名や見出しのみを大きく報道する事の弊害、我々庶民が情報というものを如何に精査しないかということが鮮明に現れた。

結局は「感染予防には効果がないが、感染の進行や悪化に対しては一定の効果が示された」と報道するべきだったし、府知事もそう述べるべきだった。